人のセックスを笑うな

公開時にずいぶんオススメされたんだけど見逃してしまっていたもの（当時まだ松山ケンイチにさほど興味なかったし）を、よーやく観た。

人のセックスを笑うな [DVD]

んーと、なんか個人的な話になっちゃった。
ダッフルコートな時点で鼻血でそうでしたとかそーゆーことはとりあえずおいといて。
若者３人の思いの切なさがぎゅんぎゅん胸に迫って途中何度か涙ぐみそうになってしまった。個人的な話で恐縮ですが、ここ最近一日のうちでもテンションが乱高下する不安定な心理状態が続いており、どうすることもできないことに囚われて落ち込んだり不安になったりというのを繰り返してその度に自己嫌悪に陥って、なんていうやや疲れることを毎日繰り返してるんですが、そのせいもあるのか、とにかくみるめもえんちゃんも堂本くんも、みんなのどうしようもできないチリチリした痛みが鳩尾のあたりでじかに感じられる気がして、映画は比較的クールに楽しめる（と思ってるんですが）私が、登場人物たちに過度に感情移入してしまった。とはいえそうやってチリチリしながらも、ゆりさんの自由さが可笑しかったり猪熊さんのやさしさに和んだりしながら、ふわりふわりと全編見通した。うー面白かった。そもそも学生が主人公の映画なんてあんまり観ないし、こういう青春もの（青春ものなのかコレ？）で心動かされるとは思ってなかったので自分でもちょっと意外だった。遠景で淡々とした映像もきれいで好きでした。
「みるめに触りたいと思った」
っていうの、いいなー。

今回レンタルしてきたんだけど、これ手元に置いておきたいなあ。欲しいなあ。買っちゃいたいなあ。