チェーザレ

久々に血の騒ぐ漫画を読んだ気がする。やっぱ歴史モノは好きだなあ。面白れえ!

チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(2) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(2) (KCデラックス)

一時期、もんのすごくチェーザレ・ボルジアにはまっていろんな本を読みまくってましたが、これ読みながら「あああ、そうそう、こんな人物いたよね、こんなエピソードあったよね!」と思い出し。なんとなく懐かしい気分になる。文字が多いし人物名は耳慣れないし人物関係は複雑だし、歴史に興味の薄い人にはとっつきにくい漫画かも知れませんが、歴史が苦手でもあまり細部に拘らず、登場人物たちの愛らしさ面白さにぐいぐい読んでいれば楽しい漫画じゃないかしら。何つっても絵が美しい漫画はそれだけで楽しめる気がしますよ。
細かいところに至るまで、ものすごく丁寧な作り方がされてる本だなあと感じたんだけど、2巻の巻末に収録されていた対談で、作者の惣領冬実の「締め切りが来なければずっと描き直してる」という言葉に納得。表紙が漫画っぽくないのもこだわりが感じられて何となくいい。今回は人に借りて読んだんだけど、3巻以降は自分で買っちゃいそう。つうか買うだろうな確実に。(1・2巻も買えよ…)
チェーザレ、ミケロット、アンジェロ。10代半ばの少年達の、キラキラした感じがものすごく好き。今モーニングでの連載がどこまで進んでるのか知りませんが、これからルクレツィアも登場してくるのね、すげえ楽しみ。新刊の刊行が待ち遠しい漫画がいっこ増えました。