バカリズム単独ライブ『恐竜時代』

簡単に感想。










やっぱり升野さんのコントは、センスがものすごく好き。好み。前回もそうだったんだけど、今回も巧いな!って(心の中で)手を叩きながら観てました。日常ありそうなところから面白みを拾うコントではなくて、あきらかにどこかおかしいシチュエーションの中で、その中にリアルさを見せてくれるものが多い。こういうコントって他にあまりやる人いないような気がする。どうかな。
やっぱり言葉の使い方とオチのつけ方が「うひゃー」と思うくらいすごい。「人類がマ行しか話せなかった頃の話」、続編で「人類がパ行しか話せなかった頃の話」、これのオチが「かわいい!」っていうハズし方なんかたまんなかった。なんでも「自分が○○だったら」と例えて話し、そのたとえ話が妙に具体的で別に物語を持ちはじめる「身になる身」、日常なんでもクイズにしないではいられない男の悲劇「クイズ男クイズ」なんかも面白かった。「山崎」も「にごるなよ!(「やまざき」か「やまさき」かの話)」っていうオチは「ああ!」って思ったもんなー。自分が持ってるトロフィーが何で貰ったトロフィーだか思い出せずに友人に電話するコント、これなんかはすべてマイムで表現してるんだけどすごくマイムが巧い、っていうよりも生々しい。「日記を探す」っていうだけで別に面白い動きをしてるわけでもないのに「ぷっ」と笑ってしまう。一人芝居だからか、升野さんのコントって電話がよく出てくる気がします。電話するときのぼそぼそっとしたしゃべり方とかすごくいい。
カーテンコールで大喜利猿本の予告をしてましたが、相手のことを「ラーメンズのオカリナ吹いてる方」と表現してました。