『鉄コン筋クリート』

急に思い立って映画『鉄コン筋クリート』を観に行った。
去年は観たいと思いつつ見逃した映画があまりに多くて愕然としたので、今年は思い立ったらすぐ観に行く、を実践したいっす。活用すべし水曜日。
予告で『蟲師』やってました。これは…期待できるかも。最低でもビジュアル的に退屈しなさそう。でも、なんで実写版は「100年前の日本」って、時代区切ってるんだろう? 原作の「鎖国し続けている日本のイメージ」という曖昧な背景設定、すごくいいと思ってるんだけどなあ。
以下、『鉄コン筋クリート』、思ったことなど簡単に。










中盤、クロとシロが三人の殺し屋に追われるあたりから、切なくて切なくて仕方なかった。胸のあたりがほんとに痛んだ。何でだろう。この手のストーリー(君がいるから僕がいる、的な)は別に珍しくないし今までもさんざん見てきたパターンの筈なのに、こんなに切ない気持ちになったのは初めてかも。
前半は正直なところ若干退屈だなあと思いながら見てたんだけど、中盤から後半にかけては濃密ですごく面白かった。木村と鈴木のやり取りなんかたまらない。ネズミ…格好いいなちくしょう。最後の明るい終わり方、これは意見分かれそうな気がしますが私は好きだった。シロちゃんが幸せになれたんならそれに勝るものはないよ。ていうかもうそれだけでいいじゃない。なんて。
二宮和也蒼井優のクロ・シロが何つっても良かった! 特に蒼井優。女優だなあ。もんのすごく可愛かったです。
いい映画でした。