大人計画『ドブの輝き』

大人計画本公演『ドブの輝き』
2007.5.10〜6.3
下北沢本多劇場
作・演出:松尾スズキ宮藤官九郎
出演:阿部サダヲ/池津祥子/伊勢志摩/顔田顔彦/宍戸美和公/宮崎吐夢/猫背椿/皆川猿時/村杉蝉之介/田村たがめ/荒川良々/近藤公園/平岩紙/宮藤官九郎/松尾スズキ(映像のみ)/宮沢紗恵子 / 池田成志
http://www9.big.or.jp/~otona/page003.html

なにげに初・大人計画でした。以下ヒトコトだけ。










一本目のクドカン作品以外は、正直あんまり興味を持って観られませんでした。特に映像作品は、あえてそういう作りにしてるんだろうけどあまりにも素人っぽすぎるように感じて、笑いどころでうまいこと笑いに乗れないような居心地の悪さが。なんだか「大人計画ファンは楽しいんだろうなあ」なんてへんな視点で見てしまった。この映像作品に限らず、「ファンはこれをどう捉えるんだろう」という妙なフィルターを通してずっと観てしまった感じ。
舞台・映像、全体通して、テイストはすごく好きだったんだけど、思ったよりもパンチがきいてなかったというか…なんとなく食い足りない感じが残りました。いつもの本公演と比べて今回はどうだったんだろう、てあたりが気になったり。
クドカン作品はすっごい下らないことをやっていながら、きゅうんとした切なさが最後に残る、ロマンチックな芝居を作る人なんだなあ、というのが、クドカンの舞台作品は『ウーマンリブ先生』以来二度目となる今回の感想。