男子は皆、何か楽器が弾けるといいとおもうよ

昨日日記。
■高円寺にて御祝リバーバンドfeat.B-amiru観てきたー。楽しかった! 本業役者の人たちなんで、いつでも楽しませてくれるのが上手いのね。ももさんの「ももの一発ギャグ夏の新作コレクション」は相変わらず客の置いてかれ具合がすごい*1。素敵。村上さんのやたらと絡みづらいMCの微妙さとかね、可愛くて愛おしいですよホント。
もちろん演奏も相変わらず素敵でした。OP曲は今回も必殺仕事人のテーマをインストで。何であえてこのチョイスなんですかね、かっこよくてテンション上がるからいいんだけど。ほんと、何であれ楽器が弾ける男子はかっこいいです。うん。
今まででいちばんみっちり曲を聴きました多分。こじんまりとしたライブハウスでアルコール片手に気楽に楽しく、そんな雰囲気の似合うバンド。

■昼間は『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』見てきました。面白かった。私はかなり好き。舞台挨拶で登壇した原作者本谷有希子も言ってましたが、舞台、小説、映画、それぞれそれに見合った演出があって、これはとても映画らしい『腑抜けども』になってたように思う。永作博美良かった!
はじめこの作品は舞台向きのストーリーだと思ってたので(設定がわりと突拍子もないんで)映画化しても面白くならないんじゃないかと思ってたけど、そんなことぜんぜんなかったです。
あ、あと、「あえて社長というキャスティング」の意味がなんとなくわかりました。ネタバレになるからあんま書きませんけど。とりあえず、ビジュアル的に土佐信道が好きな人には両方向の意味でたまらんと思います。少なくとも私は出てきた瞬間吹きました。
しかしどうなんだろ、編集段階で社長のシーンはずいぶんカットされてしまってたんじゃないかとゆー気がします。DVD化の際には(気が早い)是非ディレクターズカット版を…!
社長のスィートヴォイスが活きてる役だったんで、声フェチの方にも是非堪能していただきたく。

■映画の後、てもみんで30分マッサージを受け(強めでお願いしたらほんとにぎゅうぎゅうに痛めつけられ揉みほぐされて脂汗)、青山に移動して青山ユニマット美術館へ。アンドリュー・ワイエス展目当てでしたが、常設展示されてる藤田嗣治が衝撃的に良かったです。藤田の絵を生で見たのは初めてではないけれど、繊細で美しい線画に目を奪われ。あとキスリングも初めていいと思った。好み。2作品しか展示してませんでしたが。
あのボリュームで1000円という入館料が高いのかお安いのかっていうのはよく分かりませんが、エコール・ド・パリあたりに興味ある方は行って損ない美術館だと思います。ゆっくり落ち着いて鑑賞できるし。

■その後わざわざ高田馬場に寄ってちょいとお買い物を済ませ、そのまま高円寺へ。会社の同僚と待ち合わせてアジアンカフェでのんびり夕食をとり、ライブハウス高円寺Magicへ。というわけで冒頭に戻ります。一日中うろうろしていた濃ゆい七夕を過ごしたんでした。

*1:基本下ネタなんだけど、退くというより「置いてかれる」。