『ジーザス・クライスト=スーパースター』

劇団四季『ジーザス・クライスト=スーパースター(ジャポネスク・ヴァージョン)』観てきました。
今日が千秋楽だと思い込んでましたが、そういや追加公演決まったんでしたね…つうことで21日までやってるらしいです。
テンション上がりっぱなしで現在早速サントラ(ブロードウェイ版ですが)聴きまくり。(つうか一緒に歌いまくり。)
公演とはまったく関係ないことながら、わたくし朝から絶不調。出かけたくない・人と会いたくないという状態でしたがさすがに劇場入れば徐々にテンションが戻り、「ホサナ」を聴いたあたりから覚醒、あとはもうしびれっぱなしで、「くあー、やっぱいいぜジーザス!」なんつて感動しておりました。ミュージカルは楽しいネ!!(興奮)
今までジーザスは3回観てますが、今回ははじめてのジャポネスク・ヴァージョン。白塗りメイクにはじめ「アングラ舞踏か!」なんてココロの中で小さくツッコミ入れてましたが、和風にアレンジされた曲とともにわりとすぐに(そして意外なほど)感覚に馴染みました。そして今回もまたユダに感情移入しまくる私。彼の苦悩が続くあたりはほんとに心にぐっと響く。哀れなユダ…!
そして今回何が楽しみだったって、下村尊則ヘロデ王。期待を裏切らず…っていうか、素晴らしすぎて言葉失くすわ! 昔は花魁みたいな衣装だったらしいですが、今日見たのは歌舞伎メイクに青いアフロのカツラつけて、パンタロンの上にふんどし巻いてるような珍妙斬新な衣装。若干度肝抜かれました。あの衣装を着こなせるのは彼しかいない、歌唱も動きも、一瞬にして場を惹きつける強烈な存在感。ヘロデはやっぱりあれくらいの強引さがないと! なんて勝手に深く納得してしまう。いやあ、この5分の登場シーンだけでもチケット買った甲斐あったってもんです。
今、猛烈にエルサレム・ヴァージョンが観たい…チケット買っちゃおうかな、なんて。


あと、この舞台観た後は決まって太宰治の「駆け込み訴え」が読みたくなります。(何度読み何度泣いたことか、この短編。)新潮文庫なら「走れメロス」に収録。

走れメロス (新潮文庫)

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んで、このへん漁ってると決まってワイルドの「サロメ」が読みたくなるのね。
サロメ (岩波文庫)

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