■7日、パルコドラマリーディングシリーズ『サロメ』へ。好きなのですよ、ワイルドの「サロメ」。しかしリーディングという形態の舞台は、過去一回観に行っててきめん寝た経験がありますので、正直そんなに期待はありませんでした。
が! これがすごい良かった!
役者の、声だけの表現力、音楽・照明の演出の工夫。どれも効果的でぜんぜん飽きませんでした。役者さんみんなよかったんだけど、浅野和之! はじめ「この声は私の抱く<ヘロデ王>のイメージとは違うなあ」と思ってたんですが、シーンが進むにつれその声のみの演技にぐいぐい惹きつけられた。何回かセリフ噛んじゃったりというのもありましたが、そんなの気にならないくらい見事だった。いいもん観ました。
それにしてもやっぱ「サロメ」は面白い戯曲。

■8日は会社休んで午前中に健康診断。この期に及んで身長伸びてました☆

■その後、友人と待ち合わせて渋谷bunkamura「ルドンの黒」を見に行く。待ち合わせまで、時間つぶしに本屋へ入り、文庫本3冊購入。そしたらオーバー2000円。たけーんだよ講談社文芸文庫!!
ちなみに買ったのはこれら。

芸術と青春 (知恵の森文庫)

芸術と青春 (知恵の森文庫)

縁は異なもの (知恵の森文庫)

縁は異なもの (知恵の森文庫)

世阿弥―花と幽玄の世界 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

世阿弥―花と幽玄の世界 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

岡本太郎から読み始めた。「青春とは恥さらし」という言葉が思い浮かぶ。面白い。

■「ルドンの黒」は、展示作品数多くてみっちり見ることができました。開放的な画風ではないので、じっくり見てまわったらふらふらに疲れてしまった。
会場内ではルドンの絵画を動かしたDVDの映像作品が流れる。驚くほどに違和感のないその映像作品に、ルドンが現代に生きるアーティストだったら、きっとこういうアニメーション作品をつくる映像作家になっていたのではなかろうか、などと思いを馳せる。

■渋谷を後にして向かうは日比谷野外音楽堂。3月に単独を観たとき、本人が手ずから売った前売り券を手にして、行ってきましたよ『清水宏の真夏の大作戦!』。「日比谷野音でライブて!!」と、当初はその無謀っぷりにツッコミ入れたりしてましたが、フタをあけてみたらすごい客入り、大盛り上がり! 清水宏のチャレンジシリーズ「ヒップホップダンスに挑戦」その他、お馴染みのネタお馴染みのキャラクター。最後は客席を駆けずり回るわ客をステージに引っ張り上げるわ。死ぬほど笑って、最後は笑いの目的を見失うほど笑った。この人の人をひっかきまわすパワーの凄さよ。惚れるわー。客席にいた八嶋智人、席がわりと近かったからちょくちょく目に入ってきたんですが、清水宏が大好きらしくてものすごく楽しそうにしてました。
八嶋さんだけじゃなくて、ここにいるお客さんの誰もがこの人のこと好きなんだろうなあ、と思えるような、すごくあったかく盛り上がったライブでした。ビール飲んだりお菓子食べたりしながらゆるゆると楽しんで、汗かきながら笑って。音楽フェスとか行ったことないけど、ひょっとしたらこんな感じなのかしらん。お祭りみたいに楽しかったです。
最後、はけて行きぎわに、客席に向かって深々とお辞儀したまま長いこと顔を上げなかった清水宏の姿にきゅうんとなりました。大成功のライブだったと思います。またやってほしい。絶対行く。

■見たい映像ものがたまりに溜まってきた。なのにまたあまぞんさんから予約してた『それボク』DVD発送のお知らせメールが。きゃあ。はやくお盆進行から開放されたい…