バカロボ2007

11/4、新宿ルミネtheよしもとでバカロボ見てきましたよ。
バカロボ公式サイト→http://www.bacarobo.com/

面白かったです。面白かったけどその「面白い」と感じる部分の多くを山ちゃんのトークによる進行に頼っちゃってる印象で、企画としては若干弱かったんでは…? などと思いつつ。トークじゃなくてロボでもっときっちり笑わせてくれればなあという思いはやっぱりある。
スパパパン! とテンポ良く進行すれば良かったんですけど、メカがなかなか出てこなかったり審査員の発言・質問もずるずるで、全体が徒にだらだら長くなっちゃったのが残念。(開演自体50分押し!)
もしこの先「バカロボ2008」「バカロボ2009」…と続けていくのなら、なんかもうちょっと、こう、さあ。いろいろちゃんとした方がいい(笑
以下、今回の出場ロボに関する簡単なメモと感想。(詳しくは公式見てください)


1.プッシュくん
ゴミを受け入れないゴミ箱ロボ。
しりあがり寿の評にもあったけど、「バカロボ」というには少々優秀すぎた感はたしかにあり。めっちゃ面白かったんだけど(製作者の漫才口調トークとも併せて)、「バカか!」と思う前に「おおお、すっげー!」とふつーに感心してしまった。
プラスチックのゴミ箱のくせに、生えてる足が妙にメカメカしい、というギャップも含めて好きでしたけどね私は。


2.キントレーZ
人間は機械で体を鍛える。ではロボットそのものが体を鍛えるというのは? という発想の、筋トレロボ。ビリー隊長の掛け声に合わせて腕立て伏せします。
結果的にこれがグランプリで、それも納得はできるんだけど、個人的にはあんまり面白くありませんでした。
腕が飛ぶ(外れる)とか、そーゆーコネタがどーも「欽ちゃんの仮装大賞」的な感じがしちゃってね… すごい技術を使ってるのかもしれないけど、こういうものならゼンマイ仕掛けの人形(つまりカラクリ人形)でも作れるんじゃないの? などとシロート考えで思ってしまった。これがビリー隊長の掛け声に反応する音声認識装置とかを使ったロボットだったら、文句なかったんですけど。

3.勃具
触覚を動力化するインターフェースによってあやしく動く、ゴム製の棒状ロボット(この説明が適切なのかよくわからず)。
インターフェースに触ると、それに反応して起き上がろうとします。すんごく好きでしたこれ。「まったく役に立たない」点では、群を抜くバカっぷりではなかったかと思います。(示唆的)


4.イナ☆ザウラー
恐竜型ロボットがイナバウアーのポーズを取る。…予定でしたが途中で転倒。
これは「バカロボ」じゃない、「ダメロボ」だ。


5.カキールX&JYUNKO2007
正直なところ、これは何がどうするロボットなのかもよくわからず。
製作者が女子高生というだけでなんとなく「まあまあまあまあ」な雰囲気になってましたが、私はそーゆー甘やかしは嫌いですよ…
企画のネタとしては面白いんでしょうけどね、女子高生とロボットという組み合わせが。


6.ラマーズ4
妊婦ロボット4体が、胎盤型インターフェースへの打ち込みに従い「ひい」「ふう」と歌う、コーラスロボット。
私はぶっちぎってこれが一番面白かったです。確かに「バカロボ」というにはソツがなさすぎた感はありましたが。
ラマーズ法とかけた「ラマーズ4」というネーミング、歌声がすべて「ひい」「ふう」で、呼吸法がそのままコーラスになってるところ、そしてスイッチが乳首になってるあたりなど、どれもこれもセンス良すぎる!
あ、コンセプトがちょっと明和っぽい…? もしやそれが敗因??


7.美影
ハイテク萌え系メイドロボ。
「萌え」と「バカ」をイコールで結べば「バカロボ」と言えないこともないが。
「二足歩行ロボットでは難しい、足を細くする技術」など、なかなかスグレモノのお嬢さんなようでしたが、「バカロボ」ではないような。


8.ロボプッチョ
UHA味覚党で開発された、プッチョの宣伝ロボ。二足歩行。
かなり可愛かった。以上。


あと、製作者に質問しておいてまったく興味を示さないという、審査委員長(社長)のリアクションの温度の低さが面白かったです。(←酷すぎる。笑)
そして途中、これが上映されました。しりあがり先生ゴイス。