今日も仕事帰りにギャラリーへ。父と顔を突き合わせて今日来たお客さんの話など聴き、頂いたり買ってきたりしたたくさんのお菓子をぼりぼりと食べ、インスタントのコーヒー飲みながら広い床をうにうにとカルロスくんを歩かせて遊んだりしてました。会場には、父が好きなボサノヴァのCDがエンドレス。閉館時間になりもろもろの後片付けをし、施錠して帰りかけたところでギャラリーのスタッフさんがたまたま出てきて、挨拶。ひじょうに感じの良いそのスタッフさんはにこにこと「なんか、いいですねえ、親子二人でお帰りっていうのも」と言い、私はまーそーですねえ、と平凡な相槌を打ちました。私はちょっとHMVに寄りたくて歩いて渋谷へ、父は小腹がへったからマックに寄ると言い、会場出てほどなくしたところでじゃあまた後でと言って別れました。渋谷に行くもHMVは定休日だったらしくシャッターが下りており、仕方なく私はそのまま地下鉄に乗って帰ってきました。そしたら偶然父も同じ電車に乗っていたらしく、改札で背中を見かけ。しかし離れていたので特に追いかけることもせず、別々の道を通ってそれぞれ自宅に帰ってきました。


ここ数日でいろんな人に会いました。
特に両親の友人たちは、私にとって知っているけどほとんど会ったことのない人や話には聞いたことがあるけど初めて会う人。あるいは友だち繋がりや親戚繋がりで両親すら初めて会う人なんかもいた。それなりに年齢のいった人たちばかり、みんなそれぞれいろんな人生を生きていた。私は急激にいろんなものを目の前に展開されたように思った。たとえそれが話のほんの一端であっても、いろいろあった人生のほんの一角であっても。


いろいろある。
それはたぶん急に消える。
覚悟ができていないのではない。ただ、想像つかないだけだ。


今日は短い間にいろんなことを考えた。明日になったら、たぶん霞のごとくぼんやりしている。