サン・ジョルディ

本日4/23は、サン・ジョルディの日なんだそうですよ。って、私もつい先刻知ったんだけど。
便利なウィキペディアさんによると、「サン・ジョルディの日」というのは

元来は、キリスト教の聖人で、イングランドポルトガルグルジア、スペインのカタルーニャ地方などの守護聖人である聖ゲオルギウスの祝日であり、イングランドではナショナルデーとされている。カタルーニャ地方では、伝統的にこの祝日に男女が赤いバラなどを贈りあうというバレンタインデー[1]と似た風習があった。
1923年に、カタルーニャ地方の本屋が、この日が、小説『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスの命日(1616年)であり、さらにシェイクスピアの誕生日(1564年)であって命日(1616年)でもあるという[2]、文学に非常に縁の深い日でもあることと結びつけて、プレゼント用に本を買うと赤いバラを添えて、本を贈るという風習を広めた。現在では、カタルーニャ地方では、この日には男性は女性に赤いバラを贈り、女性は男性に本を贈る日とされており、男女ともに本を贈りあうことも多い。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%81%AE%E6%97%A5

ということなんだそうです。本を贈りあう日があるということは知ってましたがそれが「サン・ジョルディ」という名称で、4/23である、ということまでは覚えてなかったな。
まったく個人的な意見ですが私は人に本を贈るっていうのにはわりと慎重です。菓子や雑貨を贈るのと違って、本のプレゼントってチョイスによっては思想思考の押し付けになりかねない一面があると思っているので。じゃあ贈ったことがないかとゆーとそんなことはなくて、本をプレゼントすることは結構あったりします。ただ、その際のチョイスは自己内ルールに従って慎重に考えてるつもり。慎重に考えすぎて結果すべったこともあるけどさ。
ただ、この「サン・ジョルディの日」のプレゼントのキモは、「贈りあう」ってところですね。薔薇なんかいつでも贈れるんだから、この日は男女で本を交換する日だと決めちゃえばいいのに。バレンタインデーっていうのは「贈る」方向が一方向だけど、これだと双方向。本を「贈る」だけだと先述したような「押し付け」の危険性も生じるけれど、「贈りあう」んだったらそれは「意見交換」みたいなもんだもんね。君はこんな本が好きなんだね、あなたはこんな本をいつも読んでるのね、って、男女できゃっきゃと楽しめばよろしいかろうと。バレンタインで告白してホワイトデーでOKして、サン・ジョルディで愛を深めればいいのだ。なんて良くできたイベントの流れ!(←どの日も自分にあまり縁がないので投げやりな意見ですいません)
今私が誰かに本をプレゼントするんだったら、チョイスはこれかな。

赤瀬川原平の名画探検 ルソーの夢 (赤瀬川原平の名画探険)

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軽く読めて可笑しくて、見た目楽しい。ちょっと知的好奇心を刺激する内容だけど知識がなくても面白く読める。そして何より、自分が「面白い!」と思っている、大好きな本。これがおおまかな自己内ルール。