イプセン

今読んでる本。

去年の秋に観たタニノクロウ演出の『野鴨』、これがそりゃもうすんごい良くて、余裕があればもう一回観たいと思ったほど。で、イプセンの戯曲を読みたいとずっと思ってたんだけど、最近になってようやくあまぞんさんでこれを購入。「野鴨」の他、イプセンの代表作「人形の家」、あと来年2月にやるタニノクロウ演出のイプセン第二弾「ちっちゃなエイヨルフ」も収められてる。お得! 学校の図書館にあるようなハードカバー本で読みづらいけど!
「ちっちゃなエイヨルフ」(この本でのタイトルは「小さいエヨルフ」)が、読み始めたら止まんなくて、ああっというまに一気読みしてしまった。うひゃーなにこれちょう面白い。ものすごく「行間」の多い戯曲というか、セリフやト書きですべてを説明しない、その「外」の空白に物語のキィがあるような、そんな戯曲。演出家の解釈でいろいろと形を変えそうな感じがする。これをタニノクロウがどう料理するんだろう、うおおお、た の し み す ぎ る!!
そういえば「人形の家」は、シス・カンパニー宮沢りえ堤真一で9月にやるそうで。む、ちと気になる…