土曜日日記

■ひっさびさに母上とデェトしてきました。庭園美術館で開催中の「ポワレとフォルチュニィ 20世紀モードを変えた男たち」。
母自身はオシャレにまったく興味が無くて洋服買ったりも滅多にしない人なんだけど、“衣装”的なファッションを鑑賞するのは好きらしいので誘ってみた。そしたらかなり楽しんでくれたみたいで良かったです。
実際面白い展覧会だった。あんまりモードのこととか詳しくないんでポワレもフォルチュニィも聞いたことない名前だったんだけど、コルセットから女性を解放したというその衣装はほんとにラインが美しくてテキスタイルも裁断も個性的で、20世紀初頭というのはこんなにもモードな時代であったのかとうっとりした。今で言うファッション雑誌にあたる、最新モードのイラストを載せた冊子も展示してあったんだけど、そのデザイン性の高さは今も色あせない。ビアズリーがこの時代まで生きてたらこういうファッションイラストという分野でも活躍したかもなーと思わせるような、シンプルかつ精緻な線で描かれたイラストの数々が美しい。フォルチュニィの細かいプリーツを刻んだ「デルフォス」ドレスとか民族衣装チックなオペラコートとか、ほんと素敵。着たい。(←図々しい)
また展示スペースそのものが面白いよね、この美術館は。今回も美術館と展示物とが見事にコラボレーションして面白い空間を作り上げてました。

■ひととおり見た後、庭園散歩。梅がきれいに咲いてました。

春までもうちょい。

庭園美術館に行く前に、目黒でランチ。行こうと思ってたイタリアンがあったんだけど、そこに辿り着く前にスペイン料理の店をみつけて結局そこに入っちゃった。「カサ・デ・フジモリ」というところ。
スペイン風魚介のピラフのランチセットをいただきましたが、相当ボリュームあったし美味しかった。ピラフ、魚介の旨みがぎゅーっと濃縮されてて魚介好きにはたまらんかったです。

エビ! エビの焼いたののってるの!(この世で一番エビが好き)

■そこで散々食べてもう食べられないよう、とか寝言みたいなこと言ってたにも関わらず美術館帰りにプラチナストリートでスイーツ食べて発言をほんとに「寝言言ってんじゃねえよコラ」というものにする。だって行ってみたかったんだもの「ショコラ シロカネ」!! やってみたかったんだもの「白金カフェでお茶」!!

私が注文したプリンス・オランジェ。美味しかったけど母が注文してたディアーヌの方が私好みで美味しかったなー。こっちにすればよかった。ディアーヌ、チョコがハンパなく濃厚。
美術館帰りにゆるゆると過ごすには相応しい落ち着いたカフェでした。ドリンクに中国茶が揃えられてるのもポイント高い。甘いケーキにさっぱりとした中国茶はいいですよ、特に紅茶がいまいち好きじゃない私にとって、この選択肢の幅はありがたい。

■そういやこれも興味あるから、近いうちにまた来ようかな、白金。→目黒区美術館祝祭の衣装展  ロココ時代のフランス宮廷を中心に
ポワレとフォルチュニィ」展の半券提示で入場料100円引きだそうです。

■その後は母と別れて新宿でスロウライダー観劇。最終公演だからDVD買わないと、と思ってたのにそのことをすっかり忘れてて、手持ちの金が少なくて買い物できず… じゃあサイトで通販、て思ったのに通販やってないっぽい。えー…
仕方ないから物販買いにだけ新宿行くかなあ…

■まったく関係ない話題ですが、ふと目にしたこの記事で「銭ゲバ」が完全にスルーされてて笑った。
今期唯一見てる(そして相当楽しんでる)ドラマなんだけど。ツッコミどころの多さも含めて面白いと思うんだけどなー(4話なんかどんだけ揚げ足取りながら見たことか!)。なによりも松ケンが見てて飽きない。このドラマの制作側の意図として、ドラマそのものよりも「松山ケンイチをいかに撮るか」ってあたりに最も腐心してる気がしてなりません。ポイントは「いかにキレイに撮るか」じゃなくて「いかに撮るか」ってとこです。制作側の真の意図とか私が知る由もありませんが、松山ケンイチ主演のドラマの作り方としては正しい気がします。