先週のことと今週のことと『梨本君のチカラ』鑑賞録

長くなっちゃったのでタタミます。
■ここんとこ、日記的なエントリはぜんぜん書いてないスね…まあそんなに変化のない日常を送ってる。今仕事がちょっと忙しい上にいつなんどきどうなるか予測がつかないもんで、27日から始まる「若手演出家コンクール」にちゃんと通えるか不安である。*1少なくとも、27日だけでも定時で退社せねばならん。ピチチ5『反撃バップ!!(改造)』だもん。やーん楽しみ。

■なんとなく書きそびれてそのまま一週間経っちゃったんだけど、先週の週末にタカノフルーツパーラーにダブルショートケーキを食しに行ったんだった。例のごとく更紗さんと。麺通団に行って(通いすぎ)炭水化物と揚げ物をたっぷり摂取したのち、甘いもの食べたいね、なんて話をしつつそのままパーラーへ。20分待ちで入れた。

■目的のダブルショートにフルーツポンチも注文し、2人でシェアして食べる。すげえのな、ダブルショート! ほんとに通常のショートケーキの倍はある大きさ。中に入ってるいちごがでかくて食べづらいったらないぜ!!(嬉) 「これ、(ホールの状態から)ふつうに切ったらいちごが邪魔でこんなにキレイな切り口で切れないよね?」「きっと日本刀を使って切り分けてるに違いない」なんてバカな会話を交わしながらキャッキャと2品を完食。スポンジはふわんふわんだし生クリームはべたべたしたところがなくてさっぱり美味しい。堪能。ちなみにダブルショートに使われてるいちごは「やよいひめ」という品種らしい(隣のお客さんが店員さんに訊いてるのを横で聞いてた)。初めて聞く品種だけど、甘さが瑞々しくて上品でとても美味しかったです。

■その隣席の中年夫婦はそれぞれパフェなどを一つずつ注文し、さらにダブルショートも注文し、計3つのいちごスイーツをつつきまわしながら食べていた。いいなあ、楽しそう。逆隣の、1人で来ていたおにいちゃんも、ワッフルとあともうひとつ、パフェだか何だかを食べていた。なんか、「来たからには食わねば」的気分に駆り立てられるのね、ここ来ると。うん。

■その日は夜にまた麺通団に行きました(通いすぎ)。はてなーさんお二方と偶然の遭遇。知り合いとの遭遇率が高い麺通団

■っていうのが先週のハナシで、昨日24日は新宿にて麺通団で腹ごしらえした後(だから通いすぎだってば)、野方まで出向いて映像温泉芸社という自主映画製作・上映団体の上映会なるものに行ってきました。例のごとく更紗さんと。目的はその中の一編にイケテツが出てるって聞いたから、なんですが(我ながらマメだと思う、ウチら。)、もともとバカ映画大好きなもんですからわーいとはるばる野方まで出向きました。どうでもいいけど、野方というと「地方から上京してきたミュージシャン志望の若者が高円寺と騙されて住むところ」という、ニッポンの河川公演『トビウオ人間vs形のない何か』の中のセリフを思い出します。初めて野方に降り立ち、「ああ」と納得した。(野方在住の方ごめんなさい)

■上映会の方ですが… むう、けっこう期待してたのになあ。バカ映画上映会、ってほど突き抜けたバカ作品がなくて期待はずれっていうか。(あ、でも「おもしろ上映会」っていうイベントタイトルだったかしら。じゃあバカ映画上映会ってわけでもなかったのか。)何年も前に似たような自主映画上映会で「バカンヌ映画祭」っていうのを観に行ったことがあって、そんときは頭が割れんばかりに笑って帰ってきたもんで、それくらいパンチのある上映会を期待してたんだけど。OPに「本編の上映前に15分ほどの上映テストがあります」っていう前置きで流れたコネタの数々(主に既成映像のコラージュとアテレコによるパロ作品)は面白かったけど、肝心の本編に入ると、正直面白いと思えるものはいっこもなかった。かろうじて『ヒャクレンジャー3D』(100人編成の戦隊モノ。色数が100ある。)という作品が馬鹿げていて好きだったくらい。渡された3Dメガネかけてもさっぱり3Dに見えなかったけど、まあそれもご愛嬌ってことで。

■ところで上映中後ろの方の席に座ってる女性で、作品にいちいち大声でツッコミ入れてる人がいて参った。これが普通の映画館だったら「すいませんちょっと静かにしてもらえますか!」って言えば済むことなんだけど、こういう自主映画上映の場においてはそれくらいはルール違反でも何でもないのかしら、という気が働いたので黙ってた。あんまし慣れない場に来てしまったから仕方ない、と思いつつも苛々。

■で、目的だった池田鉄洋出演の『梨本君のチカラ』なんですが。この作品の高岡晃太郎監督、以前別の作品がネット配信されてるのを観たことがあって(それにもイケテツと大堀さんが出てたから今思うと同じシリーズの作品だったみたい)、それは2分とか3分とかの超短編で、意味がわからなくて面白くて好きだった。んで、今回も内容に期待してたんだけど、うーん。バカに徹すれば面白かったんだろうけど、へたにストーリーを持たせたばっかりに意味が付加されてよけい意味がわかんなくなっちゃった感が。ストーリー映画にしては構成がわかりづらいし、かといって笑いに徹した作りにもなってないから面白くないし。(散々だな…)

■そんなわけでイケテツと大堀さんの巧さとテンションが浮きまくって見えちゃって、その点では笑ってしまった。(笑って、といっても「苦笑」の類) 相変わらずのオーバーリアクション炸裂のイケテツに、「この人ってどんな作品でもどんな役でも、やるとなったら100パーセント全力投球するよね」なんてことを更紗さんと話してました。素晴らしい。ところでこの作品て撮影されたのもうだいぶ以前なんじゃないでしょうか。イケテツの風貌見てそう思った。アゴのラインとかにまだシャープさが残っていt(ry

■目的達したしまあもういいか、というわけで途中の休憩時間の間にそそくさと会場を後にし、ちょっとお茶でも、のつもりが何故か居酒屋へ。久々に全国展開している居酒屋チェーンの店に入ってやっすい味のするつまみをつまみながらぐだぐだ。やあ、まあ、総じて楽しい一日でございました。ありがとう野方。たぶんもう訪れる用事はあるまい。

■で、本日日曜日は一日引き篭もり。天気が良かったなあ。

*1:通し券で参加5団体全部観て、「観客賞の投票権利」を得て公開審査会に参加する野望。