猫☆魂『グロッソラリア』

猫☆魂vol.11『グロッソラリア』
2007.3.3(土)〜11(日)
シアターVアカサカ
作・演出:西永貴文
出演:鷲尾昇(*pnish*)/井澤崇行/堺沢隆史/佐々木光弘/村木宏太郎/秋枝直樹/中村たかし(宇宙レコード)/ひわだこういち(トラッシュマスターズ)/岸潤一郎(NAィKI)/富士たくや(プリセタ)/オケタニイクロウ(オケラジ!)/中西広和/宮崎陽介(山下総合病院)/佐伯太輔/
唄ひ手:Vo.松本恵理(Spanis Gauguin)/G.石倉久幸(腰のOZZY)/Vo,G.岡野直史(SGT)/B.ぢんた/Dr.天野順治
http://www.twin-beat.com/nekodama/

3/4(日)、夜公演。
むうう、申し訳ないけど開始5分でもう駄目だった… 一時間半過ぎたあたりから「まだ終わらないのか」とばかり考えて結局130分。ぐったり。でも私の隣に座ってた女の子2人組は足を踏み鳴らすほど笑っていて、ほんとに楽しそうだったので、単に私の好みの問題なのかも知れない。私の逆隣の中年男性はピクリとも動いてなかったけど。
全体的に安い感じに見えてしまったのがなかなか作品に入り込めなかった理由かも。3分間で盗みを働くことに美学を見出す4人組の「瞬間強盗」、最後のターゲットは「人」、ミサイルで世界が吹き飛ばされる前に人々を救え、っていう主軸となるストーリー自体にまったく興味が持てなくて、「生きることとは」「死ぬこととは」というメッセージを伝える芝居にしては言葉を安く使いすぎてる感じも否めず。銃や剣を構えて舞台を上下左右に走り回る演出にも見ているだけでぐったりしてしまった。
そして噂には聞いてたけど、生バンド演奏がほんと、正直邪魔。セリフが聞こえないこと多数、OPとEDにこそばばんと生演奏すればいいと思うのだけど、そこは録音音楽使うのな… わざわざ生演奏という方法を選択した意味が、私には伝わってこなかったし効果的な使い方をしてるとは思えなかった。この音楽もそうなんだけど、全体的にカッコイイ雰囲気がこそばゆくて苦手。
ラビット役の佐々木さんが面白かった。独特の抑揚をつけた、でも棒読みなセリフまわしや動きがいちいち可愛い。でもほんと、申し訳ないけどそれくらいしか感想ないです。ハイ。