ラドママプロデュース『しあわせな日々』

江古田ストアハウス提携公演 ベケット生誕101年ラドママプロデュース5周年記念公演『しあわせな日々』
2007.3.22〜25
江古田ストアハウス
作:サミュエル・ベケット
翻訳:高橋康也/安藤信也
演出:杉浦千鶴子
出演:杉浦千鶴子/植田裕一(蜜)
http://www.geocities.jp/radomama/

22日に観て参りました。感想というか言い訳というか。
ピチチ5でお馴染み植田さんが出演・二人芝居・ベケット、というところに惹かれてチケット取りました。ベケットは、一度リーディングを聴いたことがあっただけで、まったく知らないんですけどね…
翻訳ものってほとんど観たことがなくて、その数少ない観劇経験の中でも、寝ないで最後まで見通したことがあまりないという、翻訳ものに関してはほんとに情けないというか申し訳ない経験しかないんですが、今回も途中数回オチてしまいました。これはもう芝居の良し悪しっていうよりも私の問題だな、完全に(苦) ほとんど動きがなく、二人芝居とはいえ一方がしゃべりまくってもう一方はほとんどセリフがないというスタイルなんで、ちょっと集中力を持続させることができませんでした。(体調が万全じゃなかったってことも関係してるのかも知れないけど。まあ言い訳だな…)
とはいえ幕間の寸劇〜第二幕はとても面白く見られた。しゃべりまくる方の杉浦さんが噛みがちだったのが気になったけど、セリフと表情に力があってぐいぐい引っ張られる感じ。植田さんはほとんどセリフがないのだけれど、あのずんぐりとした体型に雨に打たれて濡れそぼった子犬のようなつぶらな瞳が独特の佇まいで、じわーっと存在感を浸透させるような感じ?(分かりづらいな) ともあれすごく良かった。植田さんの演技、好きです。