八谷和彦 OpenSky2.0 DVD発売記念トークイベント

http://www.uplink.co.jp/factory/log/001908.php
出演は八谷和彦(メディア・アーティスト、ペットワークス代表)/土佐信道明和電機)/タナカカツキ(マンガ家)。社長が出演、ということで出かけました。八谷和彦氏に関しては「ポストペットの生みの親」ということと、あとネット上などでその作品を知ってるのみで、うっすら認識があった程度、タナカカツキ氏に関してはほとんどどういう方だか知らない状態で参加しましたが、いやー、面白かったです。面白かったというより興味深かった。過去の映像などを流しながら思い出話に花を咲かせる、という程度のほんとにユルい*1、同世代の3人のおしゃべりイベント、という感じでしたが(open skyプロジェクトの記録DVDの発売イベントなのにopen skyの話題が一切出なかったという不思議なイベント)、そんなユルさの中に時々そのアーティストの本音と思える部分や基本となる考え方が窺えて「へー」と感心しながらずっと聴いておりました。特に、アーティストって私が想像していた以上に他のアーティストの作品・活動を意識してるんだなーというのがちょっと興味深かった。彼らがやってるのがメディアアートと呼ばれるものだからでしょうかね、これは? あと、八谷さんの「視聴覚交換マシン」の実践映像は相当可笑しかったです。
この日の社長に関してはちょっとびっくり(というかドキッと)させられるような場面もあり「ああこの人シンから芸術家なんだな」ということを再認識してちょっと怖いなあと思ったり。深淵が深すぎて…なんて言い方したら妙に格好つけたような言い回しですけどほんとにそう思った。深すぎて見えない。それだけにこの人の仕事に興味が尽きない、っていうのがあるのは確かなんですけど。
ふわふわとしたオトナの男3人のふわふわしたトークが楽しかったイベントでした。レアな映像もたくさん観られて満足。

*1:ユルいといえば進行のもたつき具合も打ち合わせ不足を窺わせてほんとユルかったです。映像がすぐに出せないから「その間トークで繋ごか」とか。そのへんに関しては別にかっちりとしたイベントを期待してたわけじゃないんでぜんぜん構わず、むしろ微笑ましいくらいだったんですが、受付時入場時のスタッフの要領の悪さ加減にはちょっとイラっと。