松本遠征

昨日は松本日帰り遠征してきたんでした。目的は明和電機LIVE IN MATSUMOTO。
当初、行くつもりのなかったライブでしたが、松本なら日帰りできる、ということで行くことに。
■8:50新宿出発、12時過ぎに松本着。3時間ちょい。そんなに遠くないのね松本。空模様は不安定、松本の天気予報は雨。これもひとえに「雨男を通り越して嵐を呼ぶ男土佐信道の所為であらう。恨むぜ社長。先週も雨だったもんなー。
雨だからカルロスくん持っていくの躊躇ったんだけど、生みの親の土佐正道さんに「長野に行くときも、ぜひ御一緒してください」などと言われていたので当初の予定通り連れて行く。あまりの可愛がりぶりに同行の更紗つんに呆れられつつ

こんな写真撮ったり。
そうこうしているうちに松本着。雨はぽつぽつと降ったり止んだり。
折角長野に来たんだから、と昼食は蕎麦を。うーん、期待したほど…美味しくなかった、な…店が悪かったか…?

■えらいわかりづらい場所にあるバスターミナルからバスに揺られて20分、長野県松本文化会館へ。当初「整理番号なし全席自由」と言われていて、おいおい700席超のホールで自由席、しかも整理番号なしってどゆこと?? と思ってましたが、当日になって整理券が発行されることになった模様。おお、大丈夫かこの行き当たりばったりっぷりで。後々クレーム出るぜ?
ともかく無事整理券を手に入れ、空いた時間で近所を散歩。目的地はバスで通りすがった信州大学。野間口さんの母校! 農学部はキャンパス違うけどね! って写真撮ったりして何このマニアっぷり。

正門。
その後は文化会館ロビーでうだうだしながら開場を待つ。暇を持て余した更紗つんが宝塚ごっこ(芸名:うらら響)をやるのに付き合ったりしてたらけっこうあっという間に経つ時間。

■急遽の整理券発行はやはりアナウンスが行き届いておらず、ちょっと混乱していた模様。ロビーを見渡せば、地元の方と思われる人たちが大半。家族連れも多くて全体的に年齢層高め。おそらく明和電機は初見という人たちがほとんどなんだろうなあという感じ。
時間通りに開場。席に着いてステージを見れば、明和電機の楽器たち。おおお…! テンション上がるな、こんなちゃんとしたステージでのライブは久々だぜ…!!

■ライブはほんとにほんとに楽しかった!! 楽しかったというか、完璧で美しいステージングに感動してしまった。トラブルらしいトラブルもなく、構成もメリハリあって乗っかりやすく、照明もきれいだったしMCも楽しかった。
松本のお客さん、OPから笑いと拍手でおおもりあがり。会場全体がひとつのことに夢中になって、ああなんて楽しい会場なんだ、と大興奮。
で、やっぱり、ステージ上の社長見てると「…ちくしょうかっこいいな…」って思いますね、ええ。

■以下、箇条書きでいくつか。セットリストとか覚えてないんで、順番適当ですよ。

  • パチモクを背負って社長登場。ひとつひとつの動作に笑いと拍手、時折「おお〜!」と感嘆の声。おきまりのパチコイデモで完全に会場の雰囲気をがっつり掴む。
  • 「お題を頂戴しましょう」とステージから客席に降りる社長。「好きなリズムは何ですか?」、お客さんの答えは「ドンドコ」。「ドンドコ!? ドンドコ…それはリズムというより雰囲気ですね」。
  • 暗いステージ、ライトアップされたマリンカの美しさといったら。また音色がいいよねマリンカは。ほんと素敵。
  • 数曲こなして製品説明、続いて商品説明。ステージの低い位置に据えられているカメラに向かい、ちょこんと正座してノックマンや魚コード、ビットマンなどを紹介。相変わらず巧いなあ。ビットマン欲しくなっちゃったよ。
  • 中学生くらい? の男の子をステージに上げて、ギターラスリムを弾かせてトントンくんとセッション。感想を求められた少年、「簡単だった」。社長、「簡単だった!? その簡単なものを持って松本まで来てるんだよ明和電機は!」
  • 明和電機、基本は現代アートです。これから皆さんに不条理な現代アートの世界をご紹介しましょう」と、サバオ登場。一気に静まり返る会場。「サバオくんが登場した瞬間、会場が一気にさーっと退いたよ!」
  • 続いてデカサバオ登場。そしてサバオの呼びかけでステージにやってくるアルプちゃん*1、ビバ市制施行100周年記念事業! 「アルプちゃんは男? 女? あ、山?」「アルプちゃんはどこに住んでるの? あ、山ね、ここね!(アルプちゃんの頭を触りながら)」と、MCテキトウなサバオ。ついには「アルプちゃんは中に人とか入ってないよね? 頭取れないよね?」と、禁断のネタでアルプちゃんの頭を取ろうとするサバオ、抵抗するアルプちゃん*2
  • で、ええと、忘れましたがこの市制100周年記念に関連して体操があるみたいで。それをアルプちゃんとサバオで披露して、アルプちゃん退場。妙にシュールなNHKの番組みたいだ。アルプちゃん可愛かったです。キーホルダーでも売ってりゃ買おうと思ったんだけど。
  • ティンパニー登場、社長「ロックンロールモード」(頭にネクタイ)に。おおおお! 往年の名曲を、と言って「スカイハイ」を。そのまま行くかと思いきやスカイハイはイントロだけ、曲は「淋しい熱帯魚」! この曲は明和電機の原点かも知れないけど、私の明和電機の原点でもあるんだ!(昔々、これを熱唱する土佐兄弟の様を映像で見てものすごい衝撃を受けたんでした)
  • バラードを、と言って「君はエプロン僕はパンタロン」。私ね、この曲好きで好きでたまらないんですよ…! もう聴いただけであやうく号泣しそうになる。フォークっぽさの演出か、ステージに腰掛け足を組む社長。しかし組む足がうっかり逆だったんでは…? なんか妙にナナメって色っぽい感じになってました。
  • 地元の青少年で結成された、工員姿の明和青年合唱団(だったっけ?)がステージにズラっと。「明和電機には愛唱歌がありまして、日立でいうところの『♪このー木何の木気になる木〜』ってやつですね。地球のものはすべて人間のもの、という、エコではなくてエゴを歌った歌です」と、「地球のプレゼント」合唱。
  • 一端終了、鳴り止まない拍手に再度登場するのはバリバリ服にハリセンボンブ装着の社長。「♪港のヨーコヨコハマヨコスカ〜」と歌いながら客席で3人ほど餌食に。
  • ステージに戻って武田丸デモ。「イグニッキョンキー!」はいつ見ても爆笑してしまうやね。ゴッドファーザーのテーマを吹き終わり、吹き口を外して見せて「これは飾りだゼ!」。そして歌うはもちろん「ツクババリバリ伝説」だゼ!
  • さて、「これでほんとに最後の曲です」と、社歌。再び明和青年合唱団登場、さらにはプードルズも。「簡単な振付けがあります」と振付け指導、ノリの良い会場に社長「すごい、全員やってる…!」
  • 社歌斉唱、はけていくも鳴り止まない拍手に社長登場。「もう持ちネタは全部やりました! 今後の明和電機の予定は、撤収して帰ります」。盛大な拍手に送られて社長退場。
  • 終演後、物販激混みしてました。やっぱりねえ、欲しくなるよねあんだけ楽しいステージ見せられたらさ!

■帰りのバス、2人で一緒に明和ベストセレクション(更紗編)を聴きつつ余韻に浸る。そのうちオチて、はっと目覚めると曲目は「サバオでサンバ!」。そのままうとうとしてたらいつのまにかこの曲のみリピートされていることに気付く。おおう、一曲ヘビロテするのにサバオでサンバはキツいぜ。

*1:松本市の市制施行100周年記念事業の際に選出されたマスコットキャラクター。http://100sai.city.matsumoto.nagano.jp/modules/room2/ すげえ、ブログ日記まである!

*2:ちなみに、アルプちゃんは妖精なので、人など入っていないそうです。「アルプちゃんの秘密」参照