おとなが遊ぼう！ぷるぷるネズミ！！
「観」カテゴリのものじゃない気がしますが他にカテゴライズできないのでいちおう。
昨日はタミヤ×みんな大好きデイリーポータルＺのイベント「おとなが遊ぼう！ぷるぷるネズミ！！」に行ってきましてん。「みんなで酒飲みながら工作して、最後は作ったぷるぷるネズミがどれだけ真っ直ぐ走れるか競争する」という、人生をサヴァイヴァルしていく上で100パーセント役に立たないことに大の大人が本気で取り組んだという、ほんとにゆるゆるだったイベント。すげー楽しんでしまいました。工作大好き！
会社は有給取得でお休みして（同僚に「楽しんできてね！」と送り出されました。いい同僚を持ったよ、ほんとすいません。）、はやめにお台場。あまりに会いすぎているためそろそろ同棲した方が、というかいっそ籍入れた方がいいんじゃないかという噂も出ている*1更紗さんとこの日も一緒ですよ。折角なんで観覧車乗ろう、というわけでガラ空きの大観覧車*2に乗り込みましたが、雨のせいかゴンドラ内に流れる鬱陶しい音楽のせいか、いまいち盛り上がらない。夏に大阪で乗ったときは、海に迫り出すようになってるせいかけっこう怖くて楽しかったんだけど。「まもなく頂上です」といったアナウンスもなかったので気付いたらてっぺん過ぎてた。ヒドイ。カルロスを連れてきていた私はまたも親バカを発揮して「ほうらカルロス、あれがフジテレビだよ」などと遊んだりしてみる。
しかし靄っててフジテレビなんだか何なんだかよくわからんな…
その後は「ゲームと名のつくものはじゃんけんも苦手」な私がゲームセンター。ハイパーホッケーとかシューティングゲームとかドライビングゲームとか。まあ、やると楽しいね。積極的にやろうって気にはならんけども。その後はヴィーナスフォートを迷子になりながら散策。マッシュマニアが可愛いすぎて死ぬる。お茶もしたけども高いわたいして美味くないわ店員の対応いまいちだわでだいしっぱい。そんなこんなで時間をつぶして18時。もうひとりのお友だちと合流してイベント会場カルチャーカルチャーに行ったんでした。
開演は19時だったんだけど、入場してファーストドリンクをオーダーしたらば「早速作って下さい」ということでぷるぷるネズミを作り始める。機械工学とか物理学とか？そういったものにとことん弱い私は「このぷるぷるネズミ、足がただのハリガネなのになんで前に進むんだろう？」という疑問を抱いてましたが、自分の手で作ってなんとなく納得。重心が前にあるから前に進むってこと、なんだよね？？（自信なし）
ちまちま作って（飲み物飲んでる余裕なし）気付いたら１時間。はっと顔を上げるとお客さんはほぼ満席、若そげなお嬢さんからタミヤファンと思えるスーツ姿のおじさまなど、かなり不思議な客層。
かんせーい。
なんとか作り終えた我らはスイッチ入れてぶいーんと動くネズミにいちいち「おおお！」と過剰な喜びっぷり、散らかったテーブルも片づけて余裕のある状態で出演者たちを迎えることができました。ぞろぞろと現れて席につく出演者は、土佐正道(明和電機・前社長)、杉木ヤスコ（漫画家）、林雄司（デイリーポータルZウエブマスター）、べつやくれい（デイリーポータルZ）、乙幡啓子（デイリーポータルZ）、三井康亘。出演者のみなさんが自己紹介してる間にがっつりとつまみと追加ドリンクをオーダーするウチら。飲み食いする気まんまん。余談ながらカルチャーカルチャーのつまみは総じて美味しかったです。
まずはデイリー班の改造ネズミがいちいち（ある意味）すごい。構想はここに載ってるんだけども。林さんとべつやくさんはほぼこの構想のままのものを、乙幡さんはぷるぷるネズミの機構だけを利用して「ぷるぷるおじいさん（名前は田宮さん）」と「回転寿司（寿司を載せた皿が自己回転）」。乙幡さんのがアイディアといい造形といい、かなりバカ度が高くて素晴らしかった。「バカロボ2007」に出てたら一票投じてたな。バカロボ投票制じゃないけど*3。デイリー班の発想と企画力はやっぱりかなりレベル高い！ しかし全体的にかなりの押しようで、最後の土佐さんの工作紹介がかなり中途半端な感じになっちゃったのが残念。そして土佐さんは倍の早さで走る（！）改造ネズミも披露。
その後は参加者が順番にレースコース（ただのテーブルですが）の上を自作ぷるぷるネズミを走らせ、どれだけまっすぐ進むか競う。これがけっこう難しいのよ…って、工作慣れしてる人にはなんてことないことなんだろうけどさ…
つまりこのハリガネの角度でどっちに進むか決まるんで、ものすごい微調整が必要なわけです。走らせては曲げ、走らせては曲げの繰り返し。私の成績はソコソコ（本人比）でしたがさすがタミヤファンらしき人たちの真っ直ぐ進みっぷりがすごい。土佐さんの実況で進んでいくレース、いい大人がおもちゃを競わせるさまはかなりバカなのかもしれないけどちょう楽しい！
そんなこんなであっというまにイベント終了。
それにしても出演者たちがひょっとしたら一番楽しんでるんじゃないの、というくらいな和気藹々っぷりがゆるゆるとした雰囲気で良かった。特に土佐さんのぴかぴかの笑顔には腰砕けそうになりました。ほんと、楽しんでるときの人の笑顔っていうのは素敵なもんです。私もずっと笑ってた。またやらないかな、楽しかったですホント。
