『ウーマン・イン・ブラック』

『ウーマン・イン・ブラック』
2008.8.7〜8.31
PARCO劇場
原作:スーザン・ヒル
脚色:スティーブン・マラトレット
演出:ロビン・ハーフォード
出演:上川隆也斎藤晴彦
http://www.parco-play.com/web/play/woman08/

23日、マチネ。何故マチネだったかというと、同行した更紗さんが「夜公演だと絶対怖い!」と訴えた為。というわけで「ロンドン発、ゴシック・ホラーの決定版」というこの舞台を観に行きました。ヒトコトだけ。










うん、このテのホラーなら私ぜんぜん怖くないや。というわけでまったくの拍子抜け、内容にも役者の演技にもそんなに興味が持てず、退屈な芝居でした。これならじゅわーっと後味の悪い明日図鑑とかスロウライダーの公演の方がよっぽどホラーっぽいし怖いと思ってしまった。
演出にもろもろ不満。女の幽霊をあんな出し方されたらちっとも怖くないよ…そこに「居る」のがはっきりわかっちゃうもの。幽霊に現実味がないので(ん、逆か? 幽霊の存在が現実的すぎて?)上川隆也演じる主人公がいったい何をそんなに怯えているのかわからず、感情移入がさっぱりできない。まあこういうシチュエーションになったらそりゃ怖いよね、とやたら冷静な目でしか観ることができなくなってしまった。
翻訳モノで時代モノということでまわりくどいセリフややたら芝居がかった演技などに馴染めず、途中何度も寝そうになりました。残念。