ジョットさんとハレノヒさん


土曜日は更紗さん・mameさん誘って「西洋絵画の父 ジョットとその遺産展〜ジョットからルネサンス初めまでのフィレンツェ絵画〜」へ。好きなんだよジョットだいすきなんだよ! 昔「ジョットという名の少年」という絵本(お子様向けジョットの伝記絵本)を衝動買いしちゃったくらい好きな画家なのですよ。
ジョット作品の出展数は少ないだろうとは思ってましたが案の定ジョットのものと言われる作品は4点のみ。あとは同時代かあるいはジョット後の画家たちの作品。ギャラリーの規模も大きいものではないし展覧会としては満足度の高いものではなかったんですが、ジョットの有名どころの作品は主に壁画だったりするのでこれはまあ仕方ない。パネル展示とかあってそれなりに面白く見られました。
パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂の大作壁画「聖母マリア及びイエス・キリスト伝」がパネルで紹介されていた。いつか本物が見たい芸術作品のうちのひとつ。数あるキリスト伝の絵画の中ではこのジョットのものが一番好きかもしれないな、私。見てるとなんだか胸の内がざわついて鼻の奥がつーんとしてくる。美しすぎてそわそわする。写真で見てすらそんなんだから、本物見たらぼろぼろに泣いちゃうかも知れないなあとか思う。「ユダの接吻」の、キリストの静かで強い佇まいとユダの残酷な表情。「哀悼」の人々の多彩な感情の表し方。この時代、ジョットという天才の出現に当時の人々はどれだけ驚いたことだろうか。

ギャラリートークがあったので参加しましたが、当初40分の予定が一時間オーバーの長いものに。これはさすがに疲れた。なかなか興味深い話だったんだけどね。もうちょっとさくさくとね。(ぐったり)
この日はずっと我らみんなで「ジョットさん」とさんづけで呼んでました(おそらくは単に語呂がいいからというだけの理由で)。ジュニア版ブックレット購入。

非常にわかりやすく簡潔なおかつ中のイラストがかわいすぎる。これで300円ならお得感あり。

ジョットという名の少年―羊がかなえてくれた夢

ジョットという名の少年―羊がかなえてくれた夢


美しい絵本。


その後シャリィちゃんと合流して表参道の「(畑)ハレノヒ」へ。やっさっい! やっさっい!! 写真を撮りまくるウチら。

見た目も美しい野菜たちは食べても甘みがあってたいそう美味しかったです。

5分で蒸しあがり。もくもくほくほく。

ソース。左上から時計回りに胡麻・バジル・ポン酢・バーニャカウダ(アンチョビとオリーブオイルとにんにくの温ソース)。バーニャカウダは万能。美味しすぎて追加注文した。胡麻が意外と食材を選ぶ感じであんまり人気なし。
それにしてもほんと野菜が美味しかった。ヘルシーっぽさ満載だし蒸し鍋さいこう。ハレノヒはお店もきれいでかわいらしく(相当女性客を意識した店のつくり)、店員さんも感じがいいしお値段もリーズナブルでかなり「使える度」の高いお店。ここは最低でも4人以上で来たい。その方が具材もソースもいろんなものを楽しめる。すごくおなかいっぱいになったけど「うぅもう動けない…」という後悔を伴う満腹感じゃなくて「ああおなかいっぱいだ!」という健康的な満腹感だったのも嬉しい。
ランチも美味しそうだった。また来よう。