週末日記

■昨晩、コンタクト外して洗顔して…ってやったら、左目に謎の刺激痛。びっくりしてゴミでも入ったかと思ったけどよくわからず。痛みはもうないものの、キモチワルイほどの充血とゴロゴロとした違和感は今日になっても治まらない。これ、明日になっても治らなくってコンタクト使えなかったらどうしよう…明日は九段会館鳥肌実を観るのだよ! コンタクトしないと何も見えないよ!!(眼鏡よりもコンタクトの方が度数強く作ってある) わーん!!

■夜にそんな目に遭うとも知らず、昨日の土曜日にコンタクトはめて出かけたのは、上野の森美術館レオナール・フジタ展』。相変わらず更紗さんと一緒。

フジタの絵は、今まで美術館所蔵のものをぽつぽつと見たことがあったくらいで、まとめて見るのは今回が初めて。陶器のようななめらかなキャンバスに繊細な筆で描かれた人物像が美しくて、ファンというほどではなかったものの、美術館で見かけて「あっ藤田嗣治」と思うとついその前に立ち止まってじっくり見てしまう、そんな画家でした。
や、しかし今回は圧倒された…
初期からはじまり、今回の目玉である幻の大作、そして晩年の宗教画へとじっくり見ていくうち、繊細な線の描き出す静と動の緊張感溢れる作品たちにただただ圧倒。裸婦像とかほんとに美しくていくら眺めていても飽きない。そりゃあ当時、パリっ子がフジタの絵に熱狂したわけだよ。幻の大作「構図」と「闘争」も素晴らしかったんだけど、それよりも私はやっぱり自画像と美しい裸婦像の方がびしびしきた。
フジタが晩年、あんなに宗教画を描いていたとは知らなかった。初期の作品に比べて表現と色彩がどんどん複雑に豊かになっていって、画風はほんとに独特なんだけど、でも宗教画としてのスタイルは意外なほどスタンダード。宗教画というジャンルが大好きなんでそのへんの作品群も興味深かったしすごい面白かった。行って良かったなー。

■その後は“凸凹男祭り”というクリスマスライブ@おなじみの王子ハイビスカス。かなりぶっつけ本番感漂うライブでむむう…? と思った面もありましたが、いろいろ趣向を凝らしてわいわい楽しむ雰囲気、最後はカチャーシーも踊って(にのうで筋肉痛!!)楽しかった! 主催した方がプロのフラダンサーとのことでちょっとフラを披露。それがすげー素敵だった。男性が踊るフラっていいね。衣装サンタ服でしたけども。そんでやっぱり岡村さんは声が素敵だと思ったよ。
そのときの様子は岡村さんのブログに。→http://blog.undercc.jp/200812/article_17.html

■明けて日曜日。更紗さん・シャリィちゃんといういつものメンツで待ち合わせて久々の朝マメヒコ。マメヒコ自体行くの久しぶりだな。

かぼちゃビスケットとロイヤルアップルミルクティー。かぼちゃビスケットうまいー! 焼きたてほかほか! ロイヤルアップルミルクティーの方は、美味しかったけどちょっと甘すぎるかな、私には…

しかしマメヒコ、なんか急激に居心地の悪い店になっちゃった気がするよ。客が増えたからうるさくなったとか、そういうわけではなくて、客に対する細かい心配りが行き届いてない。開店してすぐ入店したんだけど、トイレのペーパーが少なくなってたり石鹸が切れていたり。こういう部分って大事だと思うんだけど。あと、黒板の「本日のメニュー」が昨日から書き換えられていなかったことにもちょっとびっくり。ありゃ客に対して失礼だろうと思う。年末限定のスタッフドチキンの詳細を店員が把握してなかったのもちょっとどーかと。接客する側としての自覚が低いのかなー。前はこんなことなかったように思うんだけどな。買いかぶりすぎてたのかなあ。なんか残念。
おまけに追加注文したハムレットが、出てくるの遅い・冷めてる・焦げてるの三重苦でものすごいテンション下がった。もうちょいちゃんとがんばれよー。もー。

■ついでながら、私が前日行った美容院にて約三年ぶりくらいに前髪をこさえたため(眉上ぱっつん)、はからずもこの日揃った3人の髪型がこけし仕様で見事にカブりました。三姉妹。
ところで美容院で「前髪厚めで、眉上でばっつんと切っちゃって下さい」とお願いしたのに美容師さんがなんか及び腰で、「これくらいですか?」「もっと短くして下さい」のやり取りを三回くらい重ねた。でも私の言ってる長さにはまだ及ばず、前髪の量もなんかハンパに控えめで、だんだんめんどくさくなってしまった私はその場はテキトウなとこで切り上げて、ライブから帰った夜中、オリオンビールでほろ酔いの手に裁ち鋏を持ち、自分で前髪じゃきじゃき作ってました。シロート仕事にしてはまあうまく出来てんじゃないかと。しかし30過ぎた女がこんなことでいいんだろうか。(いろんな意味で)
美容師さんて思い切ったことあんまりしないよね…まあ慎重になるのはわかるけれども。「どんな髪型になっちゃっても怒らないからビシっとやっちゃって、ビシっと!」っていつか言いたい。

■マメヒコを後にして、パルコあたりにぶらぶらと買い物に出かけるも目的を果たせず。二人に連れられてシフォンケーキが看板商品というカフェへ。お味は、うん、ふつう… しかし飲物が美味しくなくて店内落ち着かない雰囲気だったのでむしろマイナス。二度と来ねえよこんな店! っていうのはないけれど、まあ、よっぽどの必要に迫られない限りもう来ないであろう。それで特定のカフェに来る必要性に迫られることはまずないであろう。
渋谷あたりに静かで落ち着けるカフェがあればいいんだけど。今まではマメヒコがそういう癒しのカフェだったんだけどねえ。

■おまけ。道すがら、子犬かってくらいでっかい猫に会う。いつも何食ってんだ、おまえ。


そびえるような、堂々とした背中。かわいいw って書いておいてやりたいとこだがどっちかつうとふてぶてしいツラガマエの黒猫でした。

■ところで職場の同僚がお笑い好きで芸人もなかなか詳しいため、うっかり「月曜は鳥肌実観に行くんだw」と言ったら「…誰ですか?」って返されてショックすぎて言葉も出ません。