チェ 28歳の革命

『チェ 28歳の革命』観てきました。





すごくがっつりと「観た!!」という感覚。予告編では派手なシーンばかり切り取られてた感じでしたが実際の作品はかなり淡々とエピソードが綴られていて、面白いとかどうとか言うよりも、その作りの丁寧さが私は好きでした。でもこれ、たぶん予備知識なしで観たら話についていくのにアップアップになっちゃうんじゃなかろうか、情報量多すぎて。って私もたいして詳しくないけれど。字幕追ってると映像ちゃんと観られなくて(そういうとこ不器用な私)ちょっとウキーとなったので、もっかい観たいな、映像じっくりと…
それにしても、チェをはじめとしてキャストみんなよく似てた。アレイダとかそっくり! メキシコ時代の若きチェはどう考えても無理あったけどな!(とてもじゃないが20代には見えません)
非常に淡々としたこの作品の中で、お調子者カミロの出てくるシーンは唯一楽しいシーンだったんだけど、この戦友にして親友のカミロとチェのシーンが明るく同時にたまらなく切ない。特に「ハバナで再会しよう」と肩並べて歩く後ろ姿にうっとなった。突然でおそらくは不本意でもあったであろう永遠の別れが訪れることを知っている、後世の人間だからこそ感じる切なさなんだけど。(カミロは後に飛行機で飛び立ったまま行方不明、帰って来なかった)
本編終了後に流れた後編の予告編で、すでにうるうると泣きそうになる私。観るぜ、後編も!