最近観たもの読んだもの

観たもの。

セクシーボイス アンド ロボ vol.1 [DVD]

セクシーボイス アンド ロボ vol.1 [DVD]

セクシーボイス アンド ロボ vol.2 [DVD]

セクシーボイス アンド ロボ vol.2 [DVD]

お父さん役に塚本晋也…!!(そっち?)
漫画原作らしく滅茶苦茶な話だけど、ドラマはリアルなものよりこういう滅茶苦茶な方が私は好きだ。まだ5話までだけどハマるほどではないにせよなかなか面白く見てます。まあ借りた目的は松山ケンイチなんで基本的にストーリーは二の次です。それにしてもこの人、演技が上手いとかいう以前にキャラクターへの没入ぶりがほんとスゲーなーと見るたび思う。そんでこういう役(女好きのオタク。けっこう気持ち悪がられててもちろんモテない)やってるの見ると、やっぱりいわゆるイケメンではないよなあ、どっちかつうと個性的な顔立ちしてるよなあ、と思う。でも横顔とかめっちゃキレイで見惚れちゃうんだけど。ヘンな顔してても「かわいーなーへへへ」とかニヤニヤしちゃうんだけど。
蟲師 其ノ壱 [DVD]

蟲師 其ノ壱 [DVD]

蟲師 其ノ弐 [DVD]

蟲師 其ノ弐 [DVD]

蟲師 其ノ参 [DVD]

蟲師 其ノ参 [DVD]

テレビシリーズとは思えないほど美しい映像、原作に忠実かつその世界観をよく受け継ぐ作り、制作側の原作および「原作者の作品への愛情」への敬意が感じられてそれだけでもゾクゾクします。原作のうち私が最も好きな「旅をする沼」も、ほんとこれ以上ないくらい美しい一話に仕上がっていて素晴らしいのヒトコトに尽きる。はー、買っちゃいたいな、ボックスで…絵巻物のような美麗すぎる映像に度肝を抜かれました。それ以前にこれまた美麗すぎるボックスとブックレットを汚さないようにおっかなびっくり。(おともだちからの借り物なので)
しかし『蟲師』もそうだけど、妖怪ものみたいに「この世ならざるもの」を扱った作品て、しみじみと哀しく切ない作品が多い。やはり人間の奥底を覗き見るようなエピソードが多くなるからだろうか。


読んだもの。

蟲師(10) (アフタヌーンKC)

蟲師(10) (アフタヌーンKC)

よーやく10巻買ったー、と思ったら最終巻だった。ええええ知らなかったもう終わっちゃってたのか蟲師… さみしい。蟲と「対峙」する立場でありつつ、退けるのではなく常に均衡を保とうとするギンコは、おそらく作者の自然に対する思いそのものなんだろうなあと毎回思う。
毎日かあさん 5 黒潮家族編

毎日かあさん 5 黒潮家族編

なんかもう子育てエッセイマンガをはるか飛び越してしまった。滅茶苦茶やってるように見えてすごく真面目にいろんなもの―子育てとか仕事とか夫とか―に向き合ってる。なんかベタな言い方で恥ずかしいんだけれども、元気をもらえる本。日々の生活にきちんと取り組もうという気になります。
キリング・フィールド (角川文庫 (6156))

キリング・フィールド (角川文庫 (6156))

現在読んでる途中。あともうちょいで読み終わる。8年前に東南アジア旅行でカンボジアに行き、帰国後買った本なんだけど、読みそびれてそのままになっちゃってたのを本棚から発見したので開いてみることに。前半、翻訳物独特な文体とか登場人物たちのアメリカンジョーク的な言い回しだとかにイラッとしちゃってなかなか読み進められなかったんだけど、後半に入ってそんなこと気にしてる余裕なぞなくなる展開に。ほんと、カンボジアのあの犠牲はいったい何だったんだろうか。
8年前の旅行のとき、カンボジアの虐殺の地・キリングフィールド近くで撮った写真。

この子たちの親は、リアルにこの本の時代を体験しそして生き残ったのだなあと思うと何ともいえない気分になる。帰国直後にこの本を買っておきながら結局読むに至らなかったのは、読む勇気がその頃はまだ持てなかったから。8年越しになっちゃったけど読んでよかったと思う。