『高木珠里ひとり芝居〜一人オリンピック・千の仮面を持つ女』

『高木珠里ひとり芝居〜一人オリンピック・千の仮面を持つ女』
2009.6.18(木)〜29(月)
リトルモア地下
作・演出:福原充則/ブルースカイ
出演:高木珠里
http://takagijuri.com/

すっかり遅くなってしまいましたが6/28に観に行きました。簡単に。
面白かった! けど、「高木珠里ならまだまだ飛べる筈…」という期待値が高くて、もうひとつ食い足りなさの残る公演だったかも。
福原充則・ブルースカイの共同作演出だったのでてっきりオムニバス(というかむしろコントに近いもの)を想像してたので、長編であったことにまず意表を突かれた。長編を一人でやり切るひとり芝居ってあんまりないんじゃなかろうか。よくわかんないけど。少なくとも私は初めて観ました。福原・ブルースカイの作演出の割合ってどんなもんだったんだろうか。私は福原テイストの方を強く感じましたが。共同作演出、っていうのはやっぱり散漫な印象残すかも。感じた食い足りなさの要因は、これが大きいと思う。もう少しメリハリあっても良かったんじゃないかなあ。テンションがわりと高い位置で一定キープされてた感じなので途中少々疲れました。
言うてもやっぱり高木さんは面白い。好きな女優さん。ああいう意味で体を張れる・そしてイヤミにならずにそれができるっていうのは小劇場界でもあまりないんじゃないかしら。
ひとり芝居っていうのは一切のごまかしがきかない厳しい上演スタイルだと思いますが、高木さんはこのスタイルに向いているような気がします。2回目あるならまた観たい。