週末日記

■お久しぶりの更新です。1ヵ月以上も放置してしまった。夏の入り口で更新ストップして、再開したらすでに秋の気配、っていう。
この一ヶ月の間に、いくつか芝居を観ていくつか映画を観ていくつかライブに行きいくつか美術展をひやかし何冊か本を読み、美味しいものやたいして美味しくないものを食べ、泣いたり笑ったり、ま、つまりいつも通りの日常を過ごしておりました。

■あ、そういやヨガに通い始めた。会社の同僚に足腰の衰えを指摘され(「老人の足腰ですよ!」と言われました)、加えて体力のとめどない低下を嘆いていたところ、体幹を鍛えないと駄目じゃないの、という話になり、じゃあ前々から興味のあったヨガとかやってみっかね…ということになり。教室を探してみたら退社後に通うのに都合良さそうな場所にひとつ見つけたので即フィットネスウエアを買い(カタチから入ります)即入会。
思ってた以上にスピリチュアルな感じなんでちょっと戸惑いましたが、これはヨガの種類やインストラクターの個性によって様々なんだろうな。私が初めて受けた指導は、呼吸法と、気持ちと体を柔らかく開放することに主眼を置いた内容だったけど、もっとちゃんと「体操!」っていう感じのものもあるらしいし。とりあえず、普段意識しない体の隅々にまで意識を持っていく、というのはなかなか新鮮な経験ではあった。
この教室はヨガの他にピラティスやペルヴィスも受講できるらしいんでいろいろ組み合わせてやってみたい。ペルヴィスで骨盤整えたら背筋痛も良くなるかなー。これはきちんと続けたら整体に通わなくてもよくなりそうだ。
ま、なんにせよ少しでも健康的な体になりたいです。(切実)

■土曜日には久々に浅草散策。
同行の更紗さん・シャリィちゃん・mameさんたちとベタに雷門で待ち合わせた後は、仲見世をひやかし揚げまんじゅうを食べ(おいしい)(立ち食いしてると食べカスを求めて鳩が群がってきます)浅草寺でお参りして、その後通りすがりの親切な警備員のおっちゃんに道を教えられて喫茶天国へ。こぢんまりとした明るい店内、オリジナルグッズ満載で入店した途端に「かわいい!!!」と連呼。

オリジナルカップに入ったブレンド。後ろに見えてる卓上おみくじ占い、すんげえ久々にお目にかかりました。まだあるんだねえ。昭和。

とりあえずホットドッグとホットケーキを注文し、4人でシェア。ホットケーキふわふわで愛らしい。

まだイケルよね、というわけでチーズトーストを追加注文。飲み物も追加注文して店員さんに「たくさん頼んでいただいて…」と笑顔で言われる。やあいつものことですから…(いつもカフェとかに行くと、追加注文を重ねていつまででもまったりと居るウチら) 食べ物もコーヒーも美味しくて、満足度の高い喫茶店でした。次回来たらなんかグッズ買いたい。

■店を出たら浅草公会堂でスターの手形を見て、花やしきへ。浅草黄金コース。

パンダカーアップ。シュール。
もう思い出せないくらい昔に来たきりの花やしき、記憶にある以上にそこそこちゃんと遊園地で、記憶にある以上に不思議空間。お約束ジェットコースターに(頭をどこぞにぶつけそうでリアルに怖い)、ユルいお子さま向けゴーカート的な車様の乗り物、空中散歩が楽しめる黒船ペリー号、そしてお化け屋敷(西洋風)、と、なんだかすごいハイテンションで楽しんでしまいました。

そんで花やしきグッズがあまりにかわゆすぎて大人買いしそうになる。パンダカーのTシャツとか、買ってもぜってー着ないけど全種類集めたいよ!
迷いすぎてとりあえず手拭だけ購入。

ああんかわいい…!

■シャリちゃんmameさんとお別れして浅草を後にし、更紗つんと下北へ移動。お久しぶりのスロコメへ。定期的に行われている大衆食堂の詩人・エンテツこと遠藤哲夫さん×料理研究家・瀬尾幸子さんのトークライブ「泥酔論」、それにゲストで村上航さん(猫のホテル)が瀬尾さんのレシピ本「おつまみ横丁」を朗読するというイベント。早めに着いたら何か撮影をしていてごった返しているスロコメ、その中ですでにビールのエンテツさん。私らもテーブルに着いてゆるゆると開演を待つ。ホッピーがおいしいという更紗つんにエンテツさん、「ホッピーは『美味しい』で飲むものじゃないよ、ホッピーは『愛』で飲むんだ」と名言。か、かっこいい…ちょっと好きになっちゃうじゃないですか。

今回の「泥酔論」は、いつもに比べてまったりゆるゆるなトーク、とのこと。村上さんも巻き込んで、話は料理というものの歴史と伝統から「だけ料理」*1の話、おつまみとおかずの違いの話まで縦横無尽。いつも手の込んだ料理を作る必要はない、簡単でそれでいてごはんがいくらでも食べられてしまう、そんなシンプルで当たり前で本当に食べたい料理を作り続ける瀬尾さんの話は、なんだか非常に納得できる内容でいちいちふんふん頷きながら聴く。エンテツさんも、ユルくてそれでいて骨太なトークが素敵。面白いな、また聴きに来たい「泥酔論」。ていうかやっぱスロコメいいな。
トークライブの後は、「自称・俳優の村上です」*2の自己紹介で始まった村上さんのレシピ朗読。今回三回目ですがどんどんバージョンアップしていて、朗読というよりも体全体を使って小芝居の域。今回のメニューは「今話題の総選挙風」「体力がない人風」「ゾンビ風」「ロミオとジュリエット風」「瀬尾さんに愛を捧げる風」などなど。相変わらず面白すぎる熱演にレシピの内容がさっぱり頭に入ってこない構成。今回特に「瀬尾さんに愛を捧げる風」が個人的には大ヒットで、「しば漬け(市販)」を語尾に「はぁとv」がつくような甘い声で朗読する馬鹿馬鹿しさがたまんなかったです。
その後は久しぶりにお会いする方や初めてお目にかかる方たちとわいわい、べろんべろんになったエンテツさんともいろいろおしゃべり。いや楽しい夜でした。

おつまみ横丁-すぐにおいしい酒の肴185 ((池田書店の料理新書シリーズ))

おつまみ横丁-すぐにおいしい酒の肴185 ((池田書店の料理新書シリーズ))

3ステップで作れる簡単料理の宝庫。

■日曜日はお昼過ぎから横浜へ。この日も更紗さんシャリィちゃんと連れ立ち、絶滅の危機に瀕している、ウエイトレスの制服がエロいことで有名な某ファミレスでもっさりと軽食を摂った後、ブリリアショートショートシアターにて明和電機の『A4サイズの脳』を観に行く。

かわいいな。
明和電機によるスケッチと音楽と朗読による実験的エンターテイメントショー」と銘打たれた今回。「音楽」「朗読」ってあたりはぜんぜん活かされてない内容になってましたけど。社長がその場でスケッチを描いていく様をスクリーンに大映しにして、それにスライドで制作過程で生まれたスケッチを加えてさらにトーク…っていう形で進行してましたが、スライド操作・ハンディカメラ操作を社長自ら行い、さらにスケッチとコネタいろいろまで担うもんだから段取りがもたついて間延びしちゃって正直なところ相当ダレてしまいました。話の内容は相変わらず興味深いんだけど。製作過程スケッチが見られたのも嬉しかったんだけど。でも、今回のメイン(であったと思われる)「社長生スケッチ!」っていうライブ感溢れる試みも、なんですかね、さほどレア感を感じるほどそそられなかったなー。何にせよもっと段取り良くやってほしかったです。そしたらもっと楽しい企画になったと思うんだけど。

ま、そんなこんなで週末終了。

*1:「焼いただけ」「炒めただけ」など、「だけ」で構成された料理

*2:これってあれですね、元清純派アイドルの某容疑者の夫で同じく容疑者なあの方のネタだったんですね。そのとき気付けなかったんだけど。