週末日記
■土曜日はいつものエンテツさんの「泥酔論」＠スロコメ。今年最後の今回は料理研究家瀬尾幸子さんと「まずうま」について語りつくす、とのこと。
■18時すぎにスロコメへ。店内のお客は私のほか一人のみ。ビールを飲んでるうちに18時半。お客は私よりちょっと遅れてやってきた更紗つんのほか数名のみで人数増えず。うーん、たしかいちおう18時半スタートになってなかったっけ、今日はお客さんあんまりいないのかなあと思ってたら19時くらいになってわさわさと増える人。うん、もうみんな時間通りに始まらないことを見越してるんだね…世田谷の真ん中でスロコメだけ島時間。かなさんどー！
■私はというと早々にビールを切り上げ日本酒に移行、それをちびちびと飲みながらエンテツさんと瀬尾さんのまるで雑談のようなトークを聴いておりました。雑談のような、というか、まあ雑談。最近は村上さんの朗読があったりとゲストを呼ぶスタイルが続いてたのでそれでもきちんと段取りしてやってたとのことですがそれがないとなるとかなりゆるーいトークに。ゲストを呼ぶ以前の雰囲気に戻った、というのが正確なところみたい。お客もだいたいが見知った顔だったこともあってわやわやとした忘年会的なノリ。「酒とつまみ」編集長の大竹さんもいらしてた。ガンマ値がえらいことになってるという話をエンテツさんとしてましたがしんぱいです。でも大竹さんの場合、酒をやめたら逆に体に悪いんじゃないかという気が。新著「酔人伝」、読もうっと。
- 作者: 大竹聡
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2009/12/02
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
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■高速サービスエリアのアメリカンドッグ、給食、古い喫茶店のナポリタン、駄菓子、大宮いづみやのつまみ等々、「まずいのに、うまい。まずいが、うまい。」話がわさわさと尽きず。結局まずいものでもうまいと思うのって小さいときの記憶なんだよね、と瀬尾さん。ノスタルジィが味の記憶となって脳みそにインプットされてるわけですね。私も、カタクリ粉と砂糖を水で解いたやつを火にかけて透明になるまで練ったものを「わらび餅」と称してかーちゃんがよく作ってくれたなあというのを懐かしく思い出しました。あれ、今自分で作っても美味しい気がしない。
そんな話の中でも衝撃的だったのが大宮のいづみやという大衆酒場で出している「黒糖焼酎」の話で、これを注文するとうっすら色のついた粉っぽい焼酎が出されるそう。「たぶん、お店で焼酎に黒糖入れてかき混ぜてんだよね」とのことですがそれって完全に間違った黒糖焼酎だよね… あまりに興味を惹かれたのでエンテツさんに「連れてってください！」とずうずうしくもお願いするワタシ。だって飲んでみたいじゃない甘くて粉っぽい黒糖焼酎。食べてみたいじゃないまずうまなつまみ。行くぜ大宮！
■帰り際、エンテツさんに「次回泥酔論は『給食で酔えるか？』をテーマにお願いします、揚げパンで酒が飲めるか、とか」などと無責任な無茶振りを残してスロコメを後にしました。瀬尾さんもわざわざ「またね！」などと声をかけてくださった。いやいやこちらこそありがとうございました。スロコメは今年最後かなー。
■翌日曜日は六本木で映画。朝イチで『ゼロの焦点』、そのあと30分ほどのインターバルで『曲がれ！ スプーン』という、まったく方向性の違う作品を二本立て。
■どうでもいいけど六本木ヒルズ内に富士そばがあったら絶対繁盛すると思うんですがどうですか。駄目ですかそうですか。
■『ゼロの焦点』面白かった。面白かったんだけど私はそもそもサスペンスとゆージャンルが苦手なのかもしれない。
■『曲がれ！ スプーン』も面白かった。面白かったんだけど私はそもそも本広監督のセンスがあまり好きじゃないのかもしれない。舞台作品と映像作品を同じ土俵で比べるという無意味さを承知であえて言えば、やっぱ舞台版の方が凝縮されてて面白いし好き。
いやしかし男性キャストは最高でした。
■あと、最近よく予告編で見る『アバター』は、予告編のみでかなりおなかいっぱいになってしまったので「あ、本編観なくていいな」と思ってしまった。『2012』のときもそう思ったんだよな。ま、そもそも観ないと思うけど。
■その後は先週に引き続いて四谷三丁目の「やくみや」へ。瑞穂さん*1が東京にいらしてたのでお会いすることになったのでした。ネット上でのおつきあいはそこそこ長いんですがお会いするのはじめて。わーいはじめましてはじめまして。
■瑞穂さんにこの「ねこまたぎ」を食べ物ブログと言われましたが反論できないくらいまあほぼ食べ物の話しか書いてませんネ。そんなわけで今回もいろいろ注文したヨ！
甲州ワインとあん肝。あん肝って実は初めて食べましたがレバーみたい。酒飲みにはたまんないですな！ 箸置きが冬仕様。かわいい。
鶏の柚子胡椒。香ばしジューシィ！
また食べちゃった、ブリ大根。
あと、写真撮り忘れましたが土鍋で40分かけて炊いてくれる鯛めしがもおお、絶品でした。ちょう美味しかった！ ２人でシェアするにはやや量が多くて、でも美味しいからぺろっといった。はふー、しあわせー。
■瑞穂さんとは初対面だったわけですがずっとブログ見てるんで初めてお話しした気がしなくて、というかブログのイメージ通りの、アクティブで楽しい方でした。ブログってすげーなーと改めて思った次第。お酒の話などイロイロお聞きして実りの多い飲み会となりました。ありがとう瑞穂さん、またいつか近いうちに！
■そして今日はこの時間まで録画してた「坂の上の雲」見てました。ＯＰタイトルに至るまでのほんの数分ですでに泣きそうになる。早い早い。原作が好きなのでどんなもんかなーと思ってましたがめちゃ面白かった！ ３人の主人公も脇を固めるみなさんも素晴らしいよ。そしてやっぱり司馬遼太郎って偉大…！
ああ来週がちょう待ち遠しい。
